本記事では数年前に急性虫垂炎(盲腸)になり、救急車で病院に運ばれた筆者の経験から、注意した方が良いと思うポイントを3つお話ししたいと思います。
筆者が急性虫垂炎になった状況
・緊急搬送に至るまでの過去3か月、謎の微熱が月1度くらい発生
(直接関係があったかはわからないが、術後、謎の微熱発生はなくなった)
・24歳の時に仕事中に急な腹痛に襲われ、何度も嘔吐。
昼食後すぐだったので当時は食中毒かと思っていた。
激痛に耐えれず、救急車で緊急搬送
まず、急性虫垂炎(盲腸)とは何か、治療法について、実体験を交えてお話ししつつ、最後に自分の経験から注意した方が良いと思うポイントをお話しさせていただきます(´▽`)
急性虫垂炎(盲腸)について
病気の内容と原因について、簡単にお話しさせていただきます(´▽`)
急性虫垂炎(盲腸)とは
大腸の入り口にある盲腸に、虫垂という5〜10cm程度の突起物がある。この虫垂が異物やふん石などが原因で閉塞し、炎症をおこす病気が「急性虫垂炎」。
「盲腸」という呼び名で広く認知されている症状。急に激しい腹痛をもたらす病気を「急性腹症」というが、急性虫垂炎はその中でも最も多い病気。
2、3歳くらいの幼児期から小中学生、20代くらいまでの発症率が高いが、高齢者を含め男女問わずどの世代にも見られる。
右下腹部の痛みでよく知られ、小さな子どもの場合は食欲減退、嘔吐などがきっかけで判明することもある。
引用元:Doctors File
上記画像引用元:東京都こども医療ガイド
急性虫垂炎(盲腸)の原因
虫垂に急な炎症が起こることによって発病する。
その原因はすべて解明されているわけではないが食べ過ぎ・飲み過ぎ、不規則な生活、便秘、過労など日頃の習慣によっても症状が誘発されると考えられている。
引用元:Doctors File
ストレスない人なんていないですけどね(笑)
急性虫垂炎の治療法
急性虫垂炎の治療法は2つです(*´▽`*)
抗菌薬の投与・経過観察で炎症を鎮める治療法
症状が軽い場合は、抗菌薬の投与と経過観察で炎症を鎮める「保存的治療」を行う。
これがいわゆる「薬でちらす」という方法。
カタル性虫垂炎など比較的症状が軽いものに対して適応される。
再発のリスクもあり、途中で治療法が変更されることもある。
引用元:Doctors File
手術による虫垂を切除する方法
一方、発症してから時間が経過すると虫垂に穴が開いてしまう危険性が高くなるため、まずは手術により虫垂を切除する「外科的治療」が行われるケースが多い。
外科的治療としては、開腹手術と腹腔鏡下手術の2種類の方法がある。開腹手術の場合は皮膚切開を行い、虫垂を切除。
腹腔鏡下手術の場合は、数ヵ所の穴から腹腔内にカメラを入れて切除するが、炎症がひどい場合は行えない。
引用元:Doctors File
急性虫垂炎になった時に注意したいこと3つ
では、筆者が急性虫垂炎で緊急搬送された経験から、急性虫垂炎で緊急搬送時に注意した方が良いと感じたことは、以下3つです。
ポイント
・別の医師や医療機関の意見を聞く
・腸閉塞になるのでできるだけ術後は動く
・退院後も気を抜かずに軽い運動を心がける
エピソードを含めてお話しさせていただきます(´▽`)ノ
別の意見(医師・病院・医療機関)を聞くこと
筆者の場合、突然、急性虫垂炎になり、かかりつけの病院があったわけでもなく、緊急搬送されました。
そのため、空いている病院に搬送され、搬送先がなかなか怪しい病院でした(笑)
搬送されたときは、救急車内で様々な病院に確認をとっているのが伝わりましたので、空いているところに搬送されたことは分かりましたが、なんせ激痛で自分がどんな病院に入ったかは全く分からないまま病院へ。
そのまま、激痛の原因が何なのか血液からレントゲンから様々な検査をしましたが、3時間くらいたっても分からず。。(新人医師だったようです・・)
夕方くらいに経験値が高そうな別の医師が登場し、血液検査の白血球数値と下腹部の激痛などから「急性虫垂炎」と判断。
急性虫垂炎は、白血球の数値が異常に高くなることから、比較的すぐわかるそうです(~_~;)
母が臨床検査技師だったこともあり、後に話したときに、医師ならすぐにわかるようなことを・・・と。。。(ネットでも検索したら、いたるところに書いてありました。。)
午後入院して、夕方頃には炎症を抑える点滴(記憶が曖昧です・・)によって、痛み自体は治まっていました。
しかし、後述する治療法で私の虫垂には石があるから手術したほうが良いということで、まさかの緊急入院(笑)
もう痛みが無い状態で、しかも薬の投与だけの治療法もあると聞くと、帰りたくて仕方がなかったですが止められました(笑)
入院がまた地獄で・・・(笑)
ずっと点滴しなければならない状況だったのですが、注射が下手で点滴の針が血管にしっかり刺さっておらず、腕が水ぶくれみたいになって。
ただでさえ、突然の入院で心細かったのですが、点滴痛もなかなかのもので、あまり深く寝れませんでした(~_~;)
何度も色んな看護師さんにきてもらって点滴をし直してもらいましたが、ズキズキとずっと痛かったです(._.)。。。
翌日、両親が病院に来てくれることになり、その時に治療法など医師から詳細な話をもらえることとなりました。
今回は虫垂に石があるということで虫垂を切除する「開腹手術」の提案が医師からありました。
両親は、地元の信頼できる病院へ紹介状を書いてもらう前提で来ていたようで、こちらが指定した病院への紹介状を書いてもらい、退院(笑)
退院時に初めて見た病院の外観に衝撃を受けました。。。
ポイント
この後、紹介状を書いてもらった別の病院へ入院するわけですが、前の病院では「開腹手術」一択でしたが、女性で身体の傷ができたら気になるでしょうと腹腔鏡手術を提案してもらいました。
もちろん、緊急手術をする必要がある場合、そうこう言っている状況ではないと思いますが、今回のように選べる時間がある場合は違う病院の意見を聞くことは大切だなと思いました。
前述した治療法を見ていただきますと、数か所の穴から腹腔内にカメラを入れて削除するので、大きな傷ができません。
実際傷が目立ちにくいように、へその部分とへそ右横の2か所にちょっとした傷があるくらい、1年も経ったころには手術をしたなんて何も分からないような見た目になりました。
腸閉塞になるのでできるだけ術後は動く
腸閉塞とは腸管の流れが途中で阻害されてしまう状態をさす。
腸管が閉塞されることにより、食べたものや胃液、腸液、ガスなどが腸内にたまり続けてしまい、おなかの痛みや吐き気や嘔吐などの、さまざまな症状を引き起こしてしまう。
最もよくある原因として、腹膜炎などの腹部手術のあとに腸と腹腔壁や、腸同士がくっついて腸管が曲がったりふさがったりすることなどにより、腸の動きが悪くなることが挙げられる。
引用元:Doctors File
腹腔鏡ですし、盲腸の手術なんて軽い~と思いきや、全身麻酔もしますし初めての手術に色々と驚きました。
後述する理由もあって、術後はできるだけ動いた方が良いと思いました。
どうしても、お腹が痛いと体をかばってしまって動きも小さくなりがちです。。意識して動くようにしましょう。。
退院後も気を抜かずに軽い運動を心がける
転院に時間がかかったこともあり、緊急搬送から1週間くらいで転院先から無事に退院しました(´▽`)
ちょうど退院のタイミングとゴールデンウィークが重なって、ゴールデンウィークはゆっくり休んでいました。
そして久しぶりに会社へ出社し、パソコンを動かそうと思ったか何かで「ずきっ」と・・・。
まさかのぎっくり腰!!!!!!(笑)
ぎっくり腰に初めてなったのですが、なったことがある方は分かると思います。
辛いです(笑)
寝ていれば楽かと思えばそんなことないですし、うまく歩けないですし。。
周りのぎっくり腰経験者に話を聞いて、大至急でコルセットを購入。
本当に、助かりましたし、今もいつなっても怖くないように手元に置いています。
コルセット・・・、神でした(*´▽`*)笑
致し方ないところもあったのかもしれませんが、少し意識して動くようにした方が良いと思いました。
以上、私の急性虫垂炎(盲腸)になった経験から気を付けた方が良いことを3点、お話しさせていただきました。
ほぼ前触れなく、突然なりましたのでもし身近でなった方、自分がなった時に参考になりましたら幸いです。
~ぽちっと応援いただけると嬉しいです~
今回は以上となります。
またお会いしましょう(´▽`)