そんな方向けに本日は筆者の実体験より~楽しい編~と題してお話ししたいと思います。
まずは、筆者プロフィールからお話しさせていただきます。
筆者プロフィール
年齢:アラサー
宇都宮大学農学部生物生産科学科卒(栃木県にある国立大学です)
※現在は生物資源科学科と応用生命科学科の二つに分かれています
研究室:動物育種繁殖学研究室
動物の遺伝および生殖に関する研究室です(´▽`)
就職先:都内本社・職員4000人規模の会社
職種:正社員・事務職(営業→現在秘書)
※年齢も書きたいところですが身バレしそうなのですみません。。
宇都宮大学農学部の話になってしまいますが、一例として参考にしていただければと思います。
農学部卒の就職に関するお話もさせていただいています(*´ω`)↓
それではさっそく参ります。
農学部で楽しかったこと
座学だけではない
農学部は座学でももちろん学びますが、座学だけではありません。
つなぎを着て学ぶことが多いです(笑)
大学が農場を持っていたので、毎週決まった曜日に農場に行って実習がありました。
具体的には‥
・羊の毛刈り
・ウシの爪切り
・果樹園や田んぼの植え付け
動物形態学・畜産学の方が印象に残っているエピソードが多くなってしまいますが、植物などを育てる土の養分等学ぶ土壌学や果物・農作物に関する種や苗などの勉強もたくさんあります。
もちろん、研究室もあります。
羊の毛刈りはめちゃめちゃ難しかったです。
毛があるとすごく体が大きそうに見えますが、刈るとがりがりです(笑)
ウシの爪切りも一歩やりすぎると血が出てしまうので、なかなか難しいです。。
今の仕事に何が生きているかと言われたら何もありませんが、純粋になかなかできない経験ができて楽しかったです。
実際に農場から牛乳などの製品も大学から出していて、熱意が無いとなかなかできない仕事だよなあと今思えば感じます。。
体力的に疲れることも多々ありましたが、新鮮で楽しかったです(*´ω`)
農業を生物学や化学的目線で見る新鮮さ
農業って農作業・畑仕事をイメージする方が多いと思うのですが、農業(農作物・家畜)を生物学や化学的な目線で見たり学んだりできることは新鮮で面白かったです。
どんなことを学んだかと言いますと、ニワトリに与えるエサの栄養成分によって殻が強くなったり、きみの色が変わったりするのですが、その成分が何なのか、またその成分が含まれている飼料は何なのかを飼料学を学んだりしました。
私が最終的に専門で学んだことは動物育種繁殖学の分野でしたが、ウシの肉質の霜降りや良い肉質に関係している遺伝子を解析するという多型解析というものをしていました(*´ω`)
遺伝子にもA型B型みたいに型が存在していて、この遺伝子のA型を持っているとこういうの肉質になる傾向がある・・・みたいなのが分かっている遺伝子もあるんです。
普段食べているお肉も研究者の苦労があって生み出されているのだなあと、新しい目線で見るようになりました。
そのほか、「糖尿病」について学んだときは実際にマウスを使用して病態を学んだり、ビタミンなどの食物栄養について学んだときは、実際にブロッコリーを異なる条件下でゆでてビタミンの量を測ったり。
動物・植物などの実験を通して学べるのも楽しかったなと思います(*´ω`)
栄養学は実生活にも結び付きやすいですしね。
解剖実習
楽しいという表現と少し違うかもしれませんが、なかなかできない貴重な経験ができたなと感じました。
具体的には、羊・豚・ニワトリ・マウスをそれぞれ解剖を行い、各消化器官や性器を形態的に確認し合わせて機能も学ぶというもので、スケッチも行いました。
あまり細かい話をすると、気分を悪くしてしまう人もいるかもしれませんので控えます。。
必ず、解剖実習の時には最後にみんなで手を合わせて黙祷します。
解剖実習を通して、私たちが普段当たり前のように食べている豚やウシの命を削って人間は生きているので、改めて動物の命を感謝するきっかけにもなりました。
以上、農学部卒の私の実体験より、「農学部楽しいよ」と思うエピソードを3つお話しさせていただきました。
農学部ってなかなか奥深くて大学によるところもあると思いますが、分野も広いです。
少しでも興味が出た方はぜひ、検討してみていただけたらと思います。
~ぽちっと応援いただけると嬉しいです~
今回は以上となります。
またお会いしましょう。